節約

働けないお金ないもう限界。突然のケガや入院、心の病まで。傷病手当金はご存知ですか?

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突然ですが、生きているといろいろありますよね。

社会人になれば、頑張って働いてもプライベートでいきなり事故にあって働けなくなってしまったり。また、色んな要因で心の病にさいなまれてしまったり等・・。

生活がかかっているから病気でも会社を辞めるにもやめられない。また、突然のケガや病気で物理的に働けない。どうすることも出来ない等・・。

そんな時に医師の診断が下りれば、お給料の3分の2が保障される傷病手当という公的な制度があるのをご存じでしょうか?

今回の記事では傷病手当のざっくりとした概要・申請方法・申請できる人などをまとめました。

この記事が、より多くの方へ、心から必要な方へ、努力と無理をはき違えて取り返しがつかなくなる前に・・。いろんな方に届くよう心から願っています。

 

傷病手当とは

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大まかに説明をすると。

会社の健康保険に加入している方が「会社とは無関係で伴った病気や事故で働けないと医師の診断がおりた場合」、一定期間生活の保障を目的とした給付制度となっています。

(会社が原因と断定できない心の病も申請可能です。例:本当は会社でいじめに合ってうつ病になったけど労災としては認定されない場合など)

お仕事関係の手当は様々ありますがざっくりとした枠組みがこちらです。

  • 勤務中や通勤中のケガなど=労災
  • 突然会社が倒産した等で失業した場合=失業保険
  • プライベートや会社に関係ない病気やケガ=傷病手当

このように、お仕事に関係なく病気やケガで働けなった場合は傷病手当に入ってきます。

また、雇用形態は問わず正社員はもちろん、契約社員やアルバイトの方も会社を通じて健康保険に入っていれば対象です。

傷病手当を申請できる方

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申請できる方の基本条件がこちらです。

  • 健康保険の加入者であること(全国健康保険協会けんぽ)
  • 勤務中や通勤中以外の自由で病気やケガで働けない休養中であること
  • 仕事につくことが出来ないと医師の診断があること
  • 3日以上連続で仕事を休んでいること
  • 休んでいる期間(休業期間)に給料の支払いがないこと
  • 労災認定の申請を行っていないこと

ちなみに退職後も下記の条件をクリアしていれば受け取りが可能です。

  • 退職日まで1年以上継続して健康保険の加入者であること
  • 退職日までに上記の条件を満たしていること

注意点は退職日に出勤をしないこと。
退職日に出勤していると働く事が出来る人と見なされます。
その為、退職日以降継続して手当を頂くことはできません。
あくまでも、労務不能な人の一定期間の生活を補償する制度です。

傷病手当を申請出来ない方

この制度が利用できないパターンは主に下記に該当する方です。

  • 国民健康保険の加入者
  • 扶養で健康保険に加入している方
    (例:旦那さんが正社員、奥さんが扶養でパートで働いている場合、扶養されている奥さんの位置に該当する方)
  • 労災認定を考えているもしくは認定中の方
  • 退職後失業保険をもらっている人

主に該当になる病気やケガ

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対象となる代表的なものをあげてみます。

  • インフルエンザなどの感染症
  • 切迫流産などの妊娠トラブル や絶対安静の入院時
  • 骨折や椎間板ヘルニアなどの負傷
  • うつ病や適応障害などの心の病

基本的には医師が労務不能と判断したものであれば該当します。

ただし、交通事故などの場合では自動車保険のほうが高くなったりしますので後にご紹介する給付金額と見比べてみてください。

申請方法

傷病手当を申請できる方でお話ししましたが、3日以上連続で休んでいる方が条件となっています。

その為、3日以上休んだ後に下記の申請方法を行います。
(ちなみにこの3日間は待期期間とも呼ばれます。)

申請書類のダウンロードはこちらから可能↓
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3040/r139

  1. 健康保険協会から傷病手当申請書類をダウンロードする
    (※申請書類は4枚組の書類で「医師が記入する部分が1枚」「会社が記入する部分が1枚」「自分で記入する部分が2枚」といった内訳です。)
  2. 申請書類を病院へ持っていき、医師に労務不能の診断を記入をしてもらう
  3. 会社にも書類の一部を記入をしてもらう
  4. 自分が書く必要のある部分を記入する
  5. 全て揃ったらけんぽへ提出

ざっくりこんな流れです。難しいように見えて結構簡単です。

また、申請は一か月に1度が基本。
そして、会社の記入は退職した後は不要。
(ただし、退職後に初回の申請時をする場合は必ず会社の記入欄が必須であります。) 

申請にかかる代金は?

料金が発生する事項は2つあります。

  • 申請書類の医師の労務不能の診断を記入してもらうとき
  • 申請書類をけんぽへ郵送する郵送料金

労務不能の診断を記入してもらうには保険が適用され3割負担の方は300円かかります。
また、2割負担の方は200円です。

ちなみに申請書類を医師にお願いしてもすぐにその場でもらえることは難しく数日かかる場合があります。(私はいつも1週間くらい待たされました。)

また、出来上がった書類を郵便で送るのに100円くらい郵便代がかかります。
もちろん、けんぽに直接持ち込んでもOKです。

いくら手当がもらえるの?

手当といっても、あんまり貰えないのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、お給料の3分の2が給付されるので無視できない金額です。

手当の計算式がこちら。

  • 支給開始日前12か月の月額報酬平均÷30×3分の2

申請前の一年間の平均的な一か月のお給料を30日で割って、1日あたりの平均日当を出す。そして、1日あたりの平均日当の3分の2が給付額となります。

例:過去1年間毎月の平均のお給料が30万円の人が10日間お仕事を休んで申請した場合

  • 30万円÷30で一日当たり1万円の日当。
  • その為、1万円の3分の2に当たる6667円が1日あたり給付される計算。

結果、10日分申請するので6万6670円が給付されます。

受給までの期間

これは、人によってまちまちなのですが私の場合は申請書類をけんぽに送ってから土日を含め、初めての申請は約1カ月で振り込みがされました。

保険組合によって2カ月かかったり、申請書類に不備がある場合は3カ月かかる方もいるよう。

ただ、あくまでも1つの例にしか過ぎませんが申請書類を送ったあと何もけんぽから確認などの電話もなく、スムーズにきちんと正当な理由で受理されれば1か月くらいとみてもらって大丈夫です。

ちなみに、2回目の申請からは大体書類を送ると2週間くらいで振り込まれました。

会社が嫌がらせで書類を返してくれないとき

 調べてみるとこういった場合がたまにあるようです。
うつ病など、会社のいじめやブラック企業の嫌がらせで体調を崩し退職後に申請しようと会社に書類を送った際、なかなか返信してくれない場合もあるとのこと。

このような場合はすぐに労働基準監督署もしくはけんぽに相談をしてください。

一番いいのは円満退社や協力的な会社で書類をきちんと書いてもらうことですが、難しい場合は書留で送ってもいいと個人的には思います。

まとめ

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今回は、何かあったときにはこんな制度もあるんだなぁ・・と。

傷病手当について知らない方や新社会人の方には頭の片隅へ予備知識として。
そして医師に止められても無理して会社へ行き、自分を傷つけてしまっている方に向けても書かせて頂きました。

何かあったとき、こんな制度があると日本に生まれてよかったと思えます。

自身もそうですが、大切な誰かが困っているときこの制度をそっと教えて頂けると私もうれしいです。

そして、この知識を教えてくれた友人に今でもすごく感謝をしています。

それでは、今日はこのあたりで。
本日もお読みいただきましてありがとうございました。

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